表紙や陰陽師という言葉からどことなくおどろおどろしいものを連想しがちですが、読んでみると暗さを感じさせない伝奇小説(?)です。
本格的なホラーと言うわけでなく、作中にはコメディのような掛け合いをする場面もあります。とはいえ、陰陽師が儀式を行う場面では徹底的に書き込まれており、相当調べたのだろうと思います。
しかし、それを感じさせないのがさすが、と言うところでしょうか。
読んだ後に街を見る視点が少し変わりそうな一冊です。
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東京百鬼: 陰陽師・石田千尋の事件簿 (祥伝社文庫 う 4-1) 文庫 – 2006/3/1
浦山 明俊
(著)
平成の六本木に集いし迷える霊を祓(はら)う!
「これがデビュー作とは思えないっ」と、誰をも驚嘆せしめた究極の小説、文庫書下ろしで登場!
石田千尋氏公認&絶賛
神上がれ!!
これは凄い凄すぎる、大傑作だ!と、制作過程で本作に接した面々ことごとく驚倒!!
「霊たちが憩(いこ)う闇が、都会から失われているんや」現代の陰陽師(おんみょうじ)である石田千尋(いしだちひろ)が、森を削りビルを建築中の現場を哀しげに見やった。その森は図らずも数百年間、江戸を守り続けてきた結界でもあった。それゆえ、幽界と現世の境界が破られ、ここ東京・六本木に"瘴気(しょうき)"が充満しているのか? 見えざる者を見、聞こえざる声を聞き、霊たちの無念を祓(はら)う魑魅魍魎(ちみもうりょう)小説!
「これがデビュー作とは思えないっ」と、誰をも驚嘆せしめた究極の小説、文庫書下ろしで登場!
石田千尋氏公認&絶賛
神上がれ!!
これは凄い凄すぎる、大傑作だ!と、制作過程で本作に接した面々ことごとく驚倒!!
「霊たちが憩(いこ)う闇が、都会から失われているんや」現代の陰陽師(おんみょうじ)である石田千尋(いしだちひろ)が、森を削りビルを建築中の現場を哀しげに見やった。その森は図らずも数百年間、江戸を守り続けてきた結界でもあった。それゆえ、幽界と現世の境界が破られ、ここ東京・六本木に"瘴気(しょうき)"が充満しているのか? 見えざる者を見、聞こえざる声を聞き、霊たちの無念を祓(はら)う魑魅魍魎(ちみもうりょう)小説!
- 本の長さ411ページ
- 言語日本語
- 出版社祥伝社
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104396332785
- ISBN-13978-4396332785
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登録情報
- 出版社 : 祥伝社 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 411ページ
- ISBN-10 : 4396332785
- ISBN-13 : 978-4396332785
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,225,808位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1958年。東京、浅草生まれ。國學院大学卒。小説家。神社評論家。医療ジャーナリスト。1985年から朝日新聞社記者として「週刊朝日」に記事を執筆。綿密な取材と、読みやすい文章で書籍を執筆する。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月23日に日本でレビュー済み
う〜ん・・・、正直に言って、もう少し内容の濃い物語だと
思っていたのですが、簡潔すぎるような気がします。
依頼者側にもっと焦点を当てて欲しかったです。
読みやすいといえばそれまでなのですが、
群像劇、とまで行かなくてもいいので、もっと登場人物
に、肉付けをして欲しかったです。
超能力を扱った小説も、書いていて、読み手から熱い指示を
受けている作家に、宮部みゆきがいますが、彼女の場合もっと
人物像に迫って読み手を物語のなかに引きこむでしょう。
それと、テーマを、現代社会が抱える深刻な問題と絡ませてみると
本人がブログで書いている内容と重なるのではないでしょうか?
陰陽道をメインに書いても一部のマニアにしか
受けない内容の物語となると思います。それはもう他の小説がやって
いることなので、違った視点・切り口が欲しいところです。
思っていたのですが、簡潔すぎるような気がします。
依頼者側にもっと焦点を当てて欲しかったです。
読みやすいといえばそれまでなのですが、
群像劇、とまで行かなくてもいいので、もっと登場人物
に、肉付けをして欲しかったです。
超能力を扱った小説も、書いていて、読み手から熱い指示を
受けている作家に、宮部みゆきがいますが、彼女の場合もっと
人物像に迫って読み手を物語のなかに引きこむでしょう。
それと、テーマを、現代社会が抱える深刻な問題と絡ませてみると
本人がブログで書いている内容と重なるのではないでしょうか?
陰陽道をメインに書いても一部のマニアにしか
受けない内容の物語となると思います。それはもう他の小説がやって
いることなので、違った視点・切り口が欲しいところです。
2011年7月5日に日本でレビュー済み
な、なんだこれは!? こんな書き手がまだ現代に残っていたのか! 『石田千尋シリーズ』1作目。 石田千尋と助手の小島くんとの掛け合いが絶妙。読者の心も救ってくれます。説教臭くなりがちな題材が、見事に読みやすく素直に感動できるよう仕上がってます。 今だからこそ、沢山の人に読んでほしい作品です。 表紙に騙されてはいけません(笑)
2006年11月20日に日本でレビュー済み
表紙はなんだか怖い感じがしますが、とんでもない!
石田さんが霊を神上がりさせるときに見せる、哀しみなども読み取れ、「霊」とは怖いだけのものではないのだな。と理解できます。
とにかく、陰陽師&石田千尋さんが好きな方には絶対にオススメです。
読んだ後は、納得し、癒されますヨ!
陰陽の術を駆使するところは、もちろん迫力がすごいです。
助手の小島くんとの掛け合いも楽しめます♪
・・・佐田のような聞き分けのない人はキライだ(笑)
↑読んだ方、そうは思いませんか?!
石田さんが霊を神上がりさせるときに見せる、哀しみなども読み取れ、「霊」とは怖いだけのものではないのだな。と理解できます。
とにかく、陰陽師&石田千尋さんが好きな方には絶対にオススメです。
読んだ後は、納得し、癒されますヨ!
陰陽の術を駆使するところは、もちろん迫力がすごいです。
助手の小島くんとの掛け合いも楽しめます♪
・・・佐田のような聞き分けのない人はキライだ(笑)
↑読んだ方、そうは思いませんか?!
2008年2月17日に日本でレビュー済み
小説でありながら本物の心霊的スリルを味わえます。
正直、実話や映像ではないので半信半疑で購入しましたが
マニアでもそうでない方でも納得できる内容ですよ。
実話リポートと同じぐらいの面白さでした。(一気に読んでしまいました)
心霊に興味ある方、是非、この斬新な小説を読んでみて下さい。
正直、実話や映像ではないので半信半疑で購入しましたが
マニアでもそうでない方でも納得できる内容ですよ。
実話リポートと同じぐらいの面白さでした。(一気に読んでしまいました)
心霊に興味ある方、是非、この斬新な小説を読んでみて下さい。
2006年10月8日に日本でレビュー済み
表紙を拝見して一瞬「む…」と思いましたが、内容はおどろおどろしくなどなく、大変面白かったです。
現代の陰陽師、石田千尋さんが主人公ですがフィクションです。ですがフィクションとは思えない位迫力もあり描写もしっかりしておりました。(作家さんが石田さんとお知り合いなのだそうです)
短編集ですが、それぞれの短編がリンクしておりその辺も最後迄読んで「あ、こういうことだったのか」と納得したりと、普通の短編集とは又違った楽しみ方もできると思います。
現代に潜む心の闇が描かれていて面白かったです。お勧めです。
現代の陰陽師、石田千尋さんが主人公ですがフィクションです。ですがフィクションとは思えない位迫力もあり描写もしっかりしておりました。(作家さんが石田さんとお知り合いなのだそうです)
短編集ですが、それぞれの短編がリンクしておりその辺も最後迄読んで「あ、こういうことだったのか」と納得したりと、普通の短編集とは又違った楽しみ方もできると思います。
現代に潜む心の闇が描かれていて面白かったです。お勧めです。
2006年6月24日に日本でレビュー済み
ハラハラ・ドキドキしながら、でもついプププと笑ってしまったりホッと癒される要素もある面白さがあります。
一般的に「コワイな」と思われがちな‘霊’の存在にぬくもりを与えるような主人公が魅力的です!
推理小説とはまた違った謎解きが楽しめました。
一般的に「コワイな」と思われがちな‘霊’の存在にぬくもりを与えるような主人公が魅力的です!
推理小説とはまた違った謎解きが楽しめました。
2006年10月12日に日本でレビュー済み
私は主人公の石田千尋が実在するとは知りませんでしたが、十分楽しめました。タイトルのようにオカルトチックに怖いだけでなく、笑いが盛り沢山な上に、ホロリとさせる場面もあります。映像的な描写が多く、読んでいてもドラマを見ている感じでした。